コインベース、暗号資産の評価益7億1500万ドルで7〜9月期は7億1900万ドルの黒字に転換 取引収入は44%減、時間外で小幅安
コインベース(COIN)は7〜9月期に黒字へ戻りましたが、純利益7億1870万ドルのほぼすべては保有する暗号資産の評価益によるものでした。取引収入は約5億9000万ドルに減り、10〜12月期は10月25日までの10月の取引収入が約1億6500万ドルという出だしでした。
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コインベース(COIN)は10月29日(木)の引け後に7〜9月期決算を発表し、3四半期続いた赤字から抜け出しました。ただし、表面上の利益は顧客の売買ではなく会社が保有する暗号資産の価値に支えられており、顧客の売買は縮小が続きました。
| 項目 | 2026年7〜9月期 | 備考 |
|---|---|---|
| 総収入 | 12.2億ドル | 前年同期比35%減(Decrypt) |
| 取引収入 | 約5億9000万ドル | 前年同期比44%減 |
| サブスクリプション・サービス収入 | 5億7000万ドル | 4〜6月期比3%増、純収入の49% |
| 純利益(GAAP) | 7億1870万ドル | 投資目的で保有する暗号資産の評価益7億1500万ドルを含む |
| 希薄化後EPS(GAAP) | 2.51ドル | ロイターとDecryptによる |
| 調整後純利益 | 7770万ドル | 投資益を除く |
| 調整後EBITDA | 3億3290万ドル | 4〜6月期比60%増 |
10〜12月期の見通し:10月25日までの10月の取引収入は約1億6500万ドルでした。会社は10〜12月期のサブスクリプション・サービス収入を5億5000万〜6億3000万ドル、調整後費用を10億7000万〜11億5700万ドルと見込んでおり、USDC報酬を含むマーケティング費の増加が費用を押し上げます。
なぜ重要か:暗号資産の時価評価益を除くとコインベースの利益は約7800万ドルで、個人の売買が弱いなか、事業がステーブルコインの金利収入とサブスクリプションにどれだけ依存しているかが分かる四半期でした。予測市場は年換算収入で2億ドルを超え、コインベースの商品で保有されるUSDCの平均残高は前年同期比49%増の220億ドルとなりました。売買高が年末まで低いままなら、これらの項目の重みが増します。
市場の反応:ロイターによると、株価は時間外取引で約3%下落しました。通常取引でも、アルファベットの決算を受けてナスダックが売られるなかで下げていました。
WMRデータ:決算発表は、ハッキングが疑われるなかバイナンスのホットウォレットから数十億ドルが流出し、ビットコインが7万9000ドルを割り込んだタイミングと重なりました。競合取引所のセキュリティー問題は米国の規制下にある取引所へ売買を移す可能性がありますが、ビットコイン価格の下落は今四半期の利益を生んだ保有暗号資産の価値も削ります。取引所の売買高とコインの値動きは暗号資産の画面でご覧いただけます。
次の注目点:バイナンスが被害規模を確認するかどうか、10月・11月の取引収入が10月の1億6500万ドルのペースと比べてどうなるか、そして四半期末のビットコイン水準によって10〜12月期の保有暗号資産が評価益になるか評価損になるかです。
出典
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